ソマリアでアル・シャバブ幹部が自首

2015.1.3


 alarabiya.netによれば、300万ドルの懸賞金をかけられたイスラム過激派グループ、アル・シャバブ(al-Shabab)の指導者がソマリアで自首しました。

 匿名希望の情報将校は、ザカリヤ・イスマイル・アーメド・ヘルシ(Zakariya Ismail Ahmed Hersi)はゲド地区(Gedo)のソマリ警察に自首しました。ヘルシは、今年初めに米軍の空爆で殺されたシャバブの指導者、アーメド・ゴダネ(Ahmed Godane)に忠実な者たちと不仲になったために自首したのかも知れません。

 ヘルシはオバマ政権が2012年に逮捕につながる情報の懸賞金3300万ドルを提供したシャバブ幹部8人の1人でした。

 主要な町を失うといった大きな損失を被りながら、シャバブはソマリアとケニヤで脅威のままです。


 記事は一部を紹介しました。

 懸賞金が功を奏したのかと思いましたが、組織中の対立が自首につながったようです。仲間に裏切られ、無人攻撃機のミサイルが飛んでくる前に出頭したのかも知れません。

 懸賞金策の有効性が証明できなかったとすれば残念です。

 他に、シャバブの情報担当幹部、タリル・アブディシャカル(Tahlil Abdishakur) が無人攻撃機の攻撃で死亡しています(関連記事はこちら)。

 


Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.