ウクライナ政府が人道的回廊を東部に設置へ

2014.6.11


 BBCによれば、ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領(President Petro Poroshenko)は、民間人が東部から逃げられるように人道的回廊を作ることを命じました。

 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣(Foreign Minister Sergei Lavrov)は、ポロシェンコ大統領の動きを歓迎しましたが、彼は最も重要なのは停戦だと言いました。

 土曜日に就任して、ポロシェンコ氏はウクライナのロシア系民兵がウクライナを出るのに安全な通行を約束すると言いました。火曜日の短い声明の中で、対テロ作戦地域内で新しい犠牲者が出るのを避けるために、大統領は大臣に逃げたいと思っている民間人のために必要な条件をもたらすよう命じました。ウクライナの他の場所へ予測される難民に対処できるように、政府は輸送、食糧、医薬品を地元当局に提供するようにも命じました。

 しかし、ポロシェンコ大統領は、反政府派を武装させかねない東部へのロシアの支援を認めていません。


 記事は一部を紹介しました。

 時間がないので簡単に書きます。

 東部の争乱を鎮めるプロセスが進んでいます。現在の反政府運動は下火になるはずです。しかし、ロシアが長期的には東部の編入を狙っている可能性もあり、ウクライナ政府はそこに注目しています。ロシアにやる気がないので、この動きは間違いないものと思います。

 話は変わりますが、昨日紹介した、ロンドンの戦時下の性的暴力停止運動について、今日になっても、国内で報道されたのを見ていません。従軍慰安婦問題との兼ね合いで、マスコミが自主規制をしてしまったようです。このように、国内メディアが見せる国際情勢はフィルターがかけられています。いわば情報鎖国が日本にはあるのです。


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