シリア反政府派が塩素攻撃の証拠を公表

2014.4.18


 BBCによれば、シリアの反政府活動家は、政府軍による塩素ガス攻撃の証拠を発表しました。

 インターネットに投稿された未確認の映像は、中毒症状とみられる若い女性4人を回復させようとしている医師を見せます。ナレーションは、場所がダマスカス郊外のハラスタ(Harasta)だと言います。

 ビデオの男性の顔は吐瀉物で覆われているように見えました。医師が彼を治療する間、彼は震え、うなりました。

 4日前、活動家はシリア政府がもうひとつの塩素ガス攻撃をハマ市(Hama)の北で行ったと言いました。

 反政府活動家は、インターネットに、先週金曜日と土曜日の攻撃の間に、反政府派が支配するカファル・ザイタ(Kfar Zeita)にヘリコプターから投下された塩素樽爆弾の未確認の写真とビデオも投稿しました。


 記事は一部を紹介しました。

 画像には縮瞳を示す女性も写っており、何らかの中毒症状であることは間違いがありません。投下される樽爆弾からは白い筋が出ており、塩素が漏れているとも見える内容でした。未確認とはいえ、撮影場所も特定できている内容なので、信憑性は高いと言えます。塩素ガス攻撃があったのは間違いがないでしょう。

 国連が動くべき段階と思われますが、今のところは何もしていません。早く調査団を送るべきと思います。


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