ウクライナ軍が親ロシア活動家の排除を開始

2014.4.13


 BBCによれば、ウクライナ軍は土曜日に警察署を占領した親ロシア活動家に対する作戦を開始しました。

 アルセン・アワコフ内務大臣(Arsen Avakov)は、自身のフェイスブックで、スラビャンスク(Sloviansk)での対テロ作戦に治安部隊すべてが関与していると発表しました。ロシアは先に、ウクライナ東部でのいかなる武力行使も今週末に行われる会談を台無しにすると警告しました。ウクライナ、ロシア、アメリカ、欧州連合が参加する四者会談は木曜日にジュネーブで始まることになっています。


 記事は一部を紹介しました。

 この作戦を開始する前に、ウクライナはロシアに作戦を行うことを通知したはずです。あるいは、欧州連合などと共に、掃討作戦を行うことと妨害をしないように交渉したかも知れません。ロシアの介入を警戒するウクライナは、そうした工夫をしたはずです。ロシア側も反対できなかっただろうと思います。

 作戦の詳細はすぐに分かるでしょうが、催涙ガスを使った作戦でしょう。ガスマスクがない者は外に出てくるしかありません。それから、ガスマスクを装着した特殊部隊が閃光手榴弾を使って、居残る者を排除することになります。スラビャンスクの事件では、自動ライフル銃約40丁、拳銃約400丁が親ロシア活動家に奪われたといわれます。しかし、籠城した者の人数分しか武器は使えませんから、武器の総数はあまり気にしなくてもよいでしょう。


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