NATO軍が追加の写真を公表

2014.4.12


 military.comによれば、NATO軍と米国防総省は金曜日、ロシア政府がウクライナ国境に増派したことを否定したことに反論しました。

 推定35,000〜40,000人の兵を撤退させることをロシアに要請する中で、NATO軍は写真は昨年の軍事演習のものだというロシア政府の主張を否定するために、さらなる商用衛星写真を公表しました。(NATO軍の記事と写真はこちら

 「2013年と2014年初頭には、これらの地域にはいかなる軍事活動があった証拠はありません」とNATO軍は言いました。すべての写真を一緒に見れば、「軍の増派が2014年3月に起きたことを明白にします」「NATO軍は、ウクライナ国境近くのロシア軍が35,000〜40,000人の範囲で、歩兵、戦闘車両、戦車、戦闘機、補給、大砲を装備しているという評価を譲りません」「これらの部隊はこの地域を不安定にしており、それがNATO軍が繰り返しロシアに兵をウクライナ国境から引き揚げることで状況を鎮静化するように要請する理由です」。

 来週提出するフィリップ・ブリードラブ大将(Gen. Philip Breedlove)の計画の一つは、黒海での海軍の哨戒の拡大が検討されています。ルーマニアのタイタス・コーラティーン外務大臣(Foreign Minister Titus Corlatean)は、ブリードラブ大将の計画を基本にすることを明らかにしました。「ルーマニアは陸海空軍の再配置と東方への移動を具体的に予想します」「黒海地域はNATO軍と欧州連合の最優先事項でなければなりません」。


 記事は一部を紹介しました。

 NATO軍が公表した写真を見ると、昨日、私が書いたように、ブトゥルリノフカ基地の写真の比較が行われていることが分かります。時間がないので示しませんが、Novocherkassk、Kuzminka、Kuzminka、Yeyskについては、 Google Earthで位置を確認してみるとよいでしょう。

 セルゲイ・ラブロフ外務大臣がウクライナ東部の編入を否定する発言をさらに行いました。やはり、侵攻はなさそうです。ウクライナによる侵攻を防止し、クリミア半島と引き替える羽目に陥らないようにしているという推測は当たっているかも知れません。一般的には、ウクライナ軍がロシア領土に侵入することは考えられませんが、安全保障問題に慎重なロシアはそうは思わないのです。


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