南スーダン反政府軍がマラカルを奪還か?

2014.2.22


 alarabiya.netによれば、南スーダン軍は水曜日、反政府軍の攻勢の後で、マラカル(Malakal)にいる政府軍との連絡が途絶えたと言いました。

 反政府軍は、火曜日に攻撃を始めた後、マラカルの北東部を支配していると言い、先月、エチオピアで署名された停戦合意に疑いを投じさせました。軍広報官、フィリップ・アガー(Philip Aguer)は「私はマラカルの指揮系統と連絡がとれません」と言いました。

 支援団体筋によれば、マラカルの空港は火曜日夜に閉鎖され、反政府軍は街の中にいますが、彼らがマラカル全体を支配しているかは不明です。

 反政府軍公報、ルル・ルアイ・コアング(Lul Ruai Koang)は、反政府派戦闘員は政府軍兵士をブッシュの中で追いかけており、彼らは最初に攻撃して、停戦を破った政府軍兵士だと言いました。

 国連はマラカルの平和維持活動基地の中で、コミュニティ間の衝突があり、10人が殺されたと言いました。基地には戦闘を避けた20,000人が避難しています。


 記事は一部を紹介しました。

 反政府軍の反攻が明らかになりました。どちらも圧倒的な戦力を持たないので、一進一退が起こるのが内戦の特徴です。内戦長期化の徴候がはっきりとしてきました。

 コアング氏が言うように、ブッシュの中での追跡劇のような、小火器による戦闘が戦いの中心のようです。

 この報道だけでは、情勢は判断できませんが、これからの内戦が混戦になる可能性はかなり高いといえます。


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