ホムスで避難活動が継続

2014.2.13


 BBCによれば、シリアのホムスで避難活動が続いています。

 約200個の小麦粉、米、植物油、その他の食品が入った荷物が送り込まれ、200人以上の民間人が退去しました。数百人の民間人はまだ旧市街に閉じ込められたままです。赤新月社の車両が旧市街へ向かう途中で攻撃され、職員は短時間動けなくなりました。

 ホムスの知事、タラル・バラジ(Talal Barazi)は、111人の男性が尋問を受け、別の190人が拘束されたままだと言いました。「私は、より大きな割合の人たちが釈放されることを望むと言いたいです」。「彼らは非常によい状態で、避難所に住んでいます。彼らは健康、医療、すべてのサービスを受け、全員が安心しています」と、彼は言いました。シリア当局は、調査がテロリストを排除するために必要だと言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 バラジ知事の言うことは、まったく信用できません。捕らえられた人たちが、安心しているはずはありません。男たちは反政府派だと判断されたら、殺されるだけです。彼は反政府派を摘発したいだけでしょう。そういう相手とでも交渉して、少しでも多くの民間人を救出しなければならないという状況です。安全な場所だというのなら、赤新月社の立ち入りを認めるべきでしょう。

 多分、まだ市民は相当の数が旧市街に居残っているはずです。さらに停戦を延長することが必要です。


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