イスラム国民兵がシンジャル町で抵抗

2014.12.23


 military.comによれば、イラクのクルド軍は月曜日にシンジャル町(Sinjar)に進入しましたが、イスラム国の激しい抵抗にあっています。

 あるクルド人戦闘員は戦闘は激戦だと言いました。「彼らは狙撃兵を使い、ペシュ・メルガ(peshmerga)は機関銃、ミサイル、対空砲で応戦しています」と、彼は最前線へ戻る前に言いました。クルド人少なくとも2人が狙撃兵に殺され、25人が負傷しました。

 クルド軍は民兵たちが、米主導の空爆を防ぐために濃い暗雲の煙幕を作るためにタイヤと石油を燃やしているとも言いました。月曜日にシンジャル山脈の頂上の展望台から、いくるかの濃い煙の柱が町の上に膨らむのが見えました。大砲の轟音と小火器のパチパチいう音が山の上へ反響しました。

 隣国のシリアでは、コバネ(Kobani)で月曜早く、クルド人は週末に包囲した文化センターを占領しました。コバネに拠点を置く活動か、ムスタファ・バリ(Mustafa Bali)は、町の東と南東を見渡せるので、文化センターは士気的、軍事的に非常に重要だと言いました。「これは数日中に軍事のリズムを変えるでしょう」と彼は言い、シリアのクルド人戦闘員の目標はコバネと近くの村からイスラム国民兵を追い出すことだと付け加えました。


 記事は一部を紹介しました。

 イスラム国がシンジャルで抵抗しても時間の問題です。タイヤを燃やしても、空爆は防げません。山から町は見渡せますし、8,000人のクルド兵に立ち向かうほどの兵は、ここにはいないでしょう。

 コバネの進展は文化センターの位置が分からないので、何とも確認しようがありませんが、とにかく前進しているようです。こちらも勝ちは間違いないでしょう。

 


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