シリア反政府派が国連に非武装地帯を要求

2014.11.26


 alarabiya.netによれば、シリアの主要な反政府派は月曜日、国連特使スタファン・デ・ミストラ(Staffan de Mistura)に、紛争を収める計画に国境に「難民地域」を設けることを含めるよう訴えました。

 「計画には(ヨルダン、レバノン、トルコ国境に)安全地帯の確立を含めなければなりません」と国家連合は公式サイトでの声明で言いました。

 ミストラ氏は支援を送り、和平交渉の基礎を築くために停戦地帯を設けることを提案し、そのための候補としてアレッポ市(Aleppo)をあげました。こうした地帯は民間人を守るために政府軍とその民兵や同盟者を排除し、飛行禁止区域とすると、国家連合は言い、囚人の釈放も求めました。

 11月11日、ミストラ氏はバシャル・アル・アサド大統領(President Bashar al-Assad)との会談の後で、シリア政府はアレッポの戦いを停戦にするという国連の提案に前向きな関心があると答えたと言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 やっと非武装地帯の話が反政府派から出てきました。これが内戦を既成事実化し、紛争が常態化する危険があるものの、民間人を守るためには必要です。シリア政府がどう判断するかは不明です。

 反政府派がしっかりと非武装地帯を守らないと、イスラム国が攻撃を仕掛ける危険もあります。シリア内戦は民間人を守るために早く解決すべき問題でしたが、長引いたために、イスラム国という新しい問題を生みました。イスラム国からもシリア国民を守る必要が生じています。

 


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