直接対話が行き詰まる間、戦闘が継続中

2014.1.9


 BBCによれば、政府軍が産油州を反政府から奪還しようとする恐れが出て、ベンティーウ(Bentiu)から大勢が脱出しています。

 アラステア・ライトヘッド記者(Alastair Leithead)は、大勢が国連基地へ逃げ込んでいると言います。停戦会議はクーデター首謀者11人の拘束に関して、行き詰まっているようです。

 キール大統領は、会談がエチオピアからジュバへ移されるのなら、拘留者を会談に参加させるために釈放しようと提案しました。しかし、彼は拘留者が夜間は交流場所へ戻らなければならないと言いました。この提案はマシャル氏の同盟者により即座に却下されました。

 政府軍はベンティーウから約25kmの場所にいると考えられています。

 戦闘はボル周辺で継続中で、政府軍はボルを奪還しようとしていると、南スーダン軍公報のフィリップ・アガー(Philip Aguer )は言いました。ボルの南25kmにあるミンカーメン(Minkammen)に到着した記者は、この地域が逃げる民間人で溢れていると言いました。重砲火も遠くで聞こえたと、記者は言います。


 記事は一部を紹介しました。

 南スーダンとスーダンの合同軍による動きはまだなく、今後も起こらない可能性が高い中、キール大統領は常識に外れた提案をしたようです。戦況が流動的だから、お互いに妥協し得ない提案をあえて行い、時間稼ぎを行っているのです。和平会議に拘束中のメンバーを参加させるなど、了解できるはずがありません。

 ボルが奪還できないのに、政府軍が北部にあるベンティーウを奪還できるかは疑問です。しかし、両方の都市を奪還すれば、政府軍は反政府側に強い態度をとれます。戦況に関する詳しい情報が必要ですが、今のところは概要しか分かっていません。


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