シリア軍が化学兵器攻撃の真偽

2013.8.22


 BBCによれば、シリアのゴウタ地域(Ghouta)で水曜日早くに、反政府部隊に対して化学兵器を搭載したロケットが発射されました。

 記事の多くは国内でも報じられているものと大差ありませんので、専門家の見解の部分だけを紹介します。

 ドイツのハレ大学医学細菌学研究所のアレキサンダー・ケクレ教授(Prof Alexander Kekule)は、ビデオの一つは、品質は悪いものの、化学兵器の攻撃の結果に一致していると言いました。しかし、彼はどの患者もサリンやその他の有機リン系神経ガスやびらん剤の典型的な症状を示していないと言いました。「ビデオが政治的に作られたことは完全に排除できません。しかし、この場合、それはとてもよいことです」「合わせて考えると、最良の推測は、これがいくらかの機能不全を起こす化学剤による攻撃のあとの正真正銘のビデオだということです」。


 記事にはビデオ映像も掲載されているので、被害者の様子を見られます。

 映像を見て、私もサリンではなさそうだと感じました。何かは分かりませんが、化学物質が投下されたのだと思います。事件の審議も含めて、分からない部分が多いので、もう少し情報を集めてから再考したいと考えます。


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