反政府軍がカーン・アル・アサルを陥落

2013.7.23

 BBCによれば、アレッポ州で最後のシリア軍の拠点とみられていたカーン・アル・アサル(Khan al-Assal・kmzファイルはこちら)が陥落しました。

 第9師団と自称する反政府グループは、オンラインビデオでカーン・アル・アサルを占領したと発表しました。「我々第9師団司令部は、カーン・アル・アサルが完全に解放されたと発表します」と反政府軍指揮官はYoutubeに投稿されたビデオで言いました。カーン・アル・アサルは3月に化学兵器が使われ、双方が30人が死亡した攻撃で相手を非難した告発の中心でした。反政府軍が街を奪還する攻勢を始めながらも、後退させられた時、8日間の戦いで約200人を失いました。

 Youtubeに投稿されたビデオによると、反政府派はカーン・アル・アサルの指揮官、ハッサン・ヨセフ・ハッサン准将(Brigadier General Hassan Yousef Hassan)を5人の兵士と共に殺害しました。准将らは逃げようとして装甲車に乗ったところを攻撃されました。ビデオ映像には死体が映っていますのでご注意。


 記事は一部を紹介しました。

 ようやく反政府派側に大きな勝利があったようです。これで、アレッポと西海岸地域をつなぐ道路は遮断できます。反政府軍は南下できて、ハマーやホムスに増援を送れるはずです。今後、そういう展開が見られるかに注目します。 しばらく不明確だったアレッポ市の戦況も分かりました。これで少し安心できました。

 それから、petercliffordonline.comによると、 アレッポ国際空港とナラブ(Narab)の軍用空港の近くでも戦闘があったようです。このサイトには他にも多数の戦況が書かれています。Youtubeに投稿されたビデオのキャプションから情報を得ているようなので、反政府軍の発表そのままです。即時性では、これ以上のものはありませんが、記者が確認したものではないことは注意が必要です。


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