ラブロフ外務大臣が飛行禁止区域に反対

2013.6.17

 BBCによれば、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣(Foreign Minister Sergei Lavrov)は、ヨルダンから発進するアメリカのジェット戦闘機とミサイルでシリア上空に飛行禁止区域を設けようとすることは、国際法に違反すると言いました。

 アメリカは、公式に年次演習の一環として、パトリオットミサイルとF-16戦闘機をヨルダンへ移動しました。ロシアはシリア内戦へのいかなる形の軍事介入にも反対しています。

 「西欧のメディアから、ヨルダンにパトリオットミサイルとF-16を配置して飛行禁止区域を作るという深刻な考察に関してリークがありました」とラブロフ大臣は言いました。「国際法の専門家でなくても、これが国際法に違反することは理解できます」。ラブロフ大臣は、アメリカが示した証拠は化学兵器禁止条約の機関が定めた信頼性の条件を満たさないとも言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 今日は時間がないので簡単にします。

 ラブロフ大臣の本音は、国に余裕がないので、シリア内戦に関与できないほど軍事介入が発展するのを望まないという気持ちがありありと出ている感じがあります。リビアに飛行禁止区域を設定するとき、ロシアは評決を棄権しました。今回どうするかは分かりませんが、これは交渉の余地ありのサインです。


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