意味のない北朝鮮の撹乱戦術

2013.4.12


 JNNによると、韓国国防省関係者が、北朝鮮はミサイルを動かして施設の中に入れたりするなどの動きも見せたと述べました。

 日本政府関係者によると、ミサイルの一部の発射台が上空に向けられていることが偵察衛星の情報などから確認されました。

 JNNの別の記事によると、 11日夜に放送された朝鮮中央テレビは「朝鮮革命武力の威力ある打撃手段は発射待機状態にあり、弾頭には目標の座標が精密に入力されている」と述べました。

 military.comによると、太平洋を管轄する米空軍指揮官、ハーバート・カーライル大将(Gen. Herbert Carlisle)は、台風シーズンの間、高高度偵察機をグアムから日本へ派遣することを検討していると言いました。

 4月から11月までの間、グアム周辺の台風と雷雨はグローバルホーク偵察機を飛行不能にします。三沢基地のような場所から飛べば、偵察機が天候の問題にさらされることはないだろうと、カーライル大将は言いました。アメリカは北朝鮮を監視するために無人機を活用しており、日本からもそれを行えると大将は言いました。「日本の基地から飛べば、偵察機はすべての今やっている任務をすべて行えるでしょう」。日本政府は無人機を何機か買うことも検討しています。


  北朝鮮がミサイルの発射台を移動したり、ミサイルを立てたりしていると聞いて、絶句し、呆れ果てました。あまりにも戦争の準備とはかけ離れた行為であり、偵察されていることを前提にしたデモンストレーションに過ぎないからです。このような行動は本当の核戦争ではあり得ません。

 弾道ミサイルは少しでも迎撃の可能性を減らすために、位置を秘密にして、不意に発射するものです。わざわざ見えるところに置いて、動かしてみせたりはしません。それはミサイルの軌道を予測させ、敵に迎撃のチャンスをより多く与えることになります。

 北朝鮮はそうすることで、世界が核戦争の恐怖に脅え、自分たちの存在を認めると信じているのでしょうが、逆に、「核戦略を知らぬ」と笑われ、相手にされなくなるだけです。

 カーライル大将の発言は、長い記事の一部から抜粋しました。米軍が北朝鮮への対応を強化させようとしている証拠です。無人偵察機は多分、偵察衛星よりも役に立つと期待されます。


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