中国でも放射性物質を確認せず

2013.2.18


 朝鮮日報によると、中国でも北朝鮮の核実験に関連する放射性物質は確認されていません。

 中国環境保護省は15日、公式ホームページの発表文で「14日に北朝鮮と接している東北部に12の専門モニタリング・チームを派遣、汚染の有無を調査している」とし、全国の放射性物質自動観測所150カ所余りでも14日から24時間体制のモニタリングを行っています。

 中国環境保護省は北朝鮮の核実験から二日後の14日「東北部にある25の観測所では人工核物質は検出されていない。風向きから見て、韓国や日本の方に行くと思われる」と発表しました。


 記事のタイトルは「核問題:中国人の「反北朝鮮感情」、予想外の変数に?」です。この中国政府の対応に、中国国民からかなりの批判が出ていると、この記事は書いています。福島第1原発事故の時よりも対応が簡単であるという批判です。

 確かに、風向きしか視野に入れないコメントは不可解です。長期にわたり、地下水が汚染され、それを利用した中国人に健康被害が出る可能性は無視するのかと言いたくなります。

 この記事でも、今回の実験が本当に核実験だったのかという疑いを消せません。


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