暴風雪でシリア難民の子供に被害

2013.12.14


 alarabiya.netによれば、暴風雪「アレクサ(Alexa)」が水曜日にシリアを襲い、生まれたばかりの幼児1を含む子供9人が死亡しました。

 氷点下の気温は物資を大勢のシリア難民へ届けるのを妨げました。シリアからの最初の物資空輸は2日間延期されました。「カミシリ空港(Qamishli airport)は閉鎖されたままですが、天候は明らかに好転しています」と国連難民高等弁務官広報官(UNHCR)、ピーター・ケスラー(Peter Kessler)は言いました。

 UNHCRは約40トンの物資を、ますますアクセス困難になる、この地域へ空輸する計画で、救援物資を10,000家族、約5〜6万人の人々に提供するとケスラー氏は言いました。

 国連世界食糧計画とユニセフもシリアへ空輸で支援物資を送ります。UNHCRは冬に備えるシリアとその隣国を支援するために、1億9,500万ドルを使う予定だと言いました。計画の一環として、機関はすでにテントやプラスチックシート、暖かい衣類、燃料を買う金のような物資を配布し始めました。一方で、世界食糧計画は調理と暖房のために10,000リットルの燃料をダマスカスのテントのシェルターで暮らす国内難民家族に配布していると言いました。世界食糧計画のマシュー・ホリングワース(Matthew Hollingworth)は「シリアは冬は常に寒いのですが、それは自宅で快適にいるのではなく、シェルターでとても限られた資源だけで厳しい冬に直面する時はまったく異なります」。

 水曜日に始まった嵐は土曜日まで続く見込みで、より多くの雪と雨、氷点下の気温をシリア、レバノン、トルコ、イスラエル、パレスチナ自治区へもたらします。

 alarabiya.netによれば、嵐の中、戦闘は続いています。シリア軍は、首都に至幹線道路上にある工業の町、アドラ(Adra・kmzファイルはこちら)から反政府派を追い出すための攻勢を始めました。

 金曜日の戦闘は、イスラム主義者の反政府派が治安・政府軍、政府派民兵の陣地を攻撃した2日後に起こりました。少なくとも政府側兵士18人が引き続いて起こる戦闘で死亡しました。水曜から木曜の間に、少なくとも民間人15人(大半はアサド大統領のアラウィ派)が町の中での反政府派の攻撃で死亡しました。アドラはスンニ派、アラウィ派、ドールズ派、キリスト教徒が住んでいます。住民は政権に協力したために民間人10人が狙われたと言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 これだけで済んだと思うのはまだ早いでしょう。この被害報告は初期のもので、これからさらに増えるでしょう。老人の死亡数が出ていないのは、被害がないのではなく、まだ数えられていないだけでしょう。それにアレクサは、この冬で最後の暴風雪ではなく、今後も押し寄せるのです。冬を通じた配慮が必要です。

 シリア軍は化学兵器の輸送を容易にするためか、ダマスカスからラタキアへの幹線道路での攻勢に集中しているようです。ナブク、ヤブルードなどの街を次々と支配しています。私なら反政府派と話をつけて、化学兵器の輸送を安全にして、他の地域で反政府派と戦うのを選びそうです。シリア軍が何を考えているのかが分かりません。


Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.