反政府派が政府軍の前進に反撃

2013.11.26


 alarabiya.netによれば、人権団体「the Syrian Observatory for Human Rights」は、過去3日間の大勢を殺した対立の激化の中、シリアの反政府派がダマスカス市東部とアレッポ市南部で攻勢をかけたと言いました。

 ダマスカス東部の東ゴウタ(Eastern Ghouta)の反政府派は反政府派地域に対する包囲を突破し、小村のいくつかと検問所を奪取しました。人権団体のラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdel Rahman)は「過去3日間で反政府派は、ダマスカス東部とアレッポ南東部の小村と検問所を、これらの戦線への反撃を開始した後に奪取しました」と言いました。アレッポ南東部も、反政府派は政府軍の最近の前進の後に戦闘を行いました。アサド軍は数週間で反政府派に対して主要な戦線で優勢を得ました。ラーマン氏は「いまや政府軍はそこで前進していません」と言いました。

 月曜日の戦闘はダマスカス東部のマルジ(Marj)とアレッポ南東部のカナサー(Khanasser)に集中しました。反政府派活動家は、最新の反撃を包囲を突破するための努力だと説明しました。包囲は兵器と人道支援品が東ゴウタ地区に入ることを妨げていました。

 主要な反政府派の国家連合は、反政府派の前進をシリア最大の、ジハード戦士を含まないイスラム主義反政府グループの合併と関連があると言いました。

 人権団体によれば、政府軍は反撃するために激しい火力を用い、アレッポとダマスカス周辺に空爆を開始し、東ゴウタには地対地ミサイルを撃ちました。

 ダマスカスの治安筋は、反政府派の戦闘員がいくつかの進展を確保しようとしたものの、彼らの周りの厳しい包囲網は彼らが失敗したことを意味していると言いました。この消息筋は、政府軍はここ数週間のうちに、アレッポ南東で反政府から取り戻した地域を守る作戦を行っていたとも言いました。

 政府派の新聞「Al-Watan」は、政府軍がダマスカス北部のキリスト教徒の街、デリ・アティエ(Deir Attiyeh・kmzファイルはこちら)に、反政府派の手から奪還する準備のために派遣されたと報じました。レバノン国境に沿ったカラモウン(Qalamoun)の戦略的地域に位置するデリ・アティエは、先週、反政府派のジハード戦士により奪取されました。


 記事は一部を紹介しました。

 また一進一退の話で、いつまでこの状態が続くのかと、うんざりさせられました。特に、デリ・アティエが反政府派に奪還されたのは驚きです。つい最近、この近くのカラを政府軍が奪取したことを21日づけの記事で紹介したばかりです。そのすぐ近くの町を反政府派が奪取したのでは、一体どちらが優勢なのかすら分かりません。

 双方が力不足で、戦力を集中できたときに、一地域で勝利できるものの、相手がそこに戦力を集中すると奪還されてしまう。こんな状態の繰り返しなのです。これでは、決定的な決戦は行われず、一進一退が繰り返されることになります。

 このような状態なら、どちらかに外国が味方すれば、勝敗は短期間で明らかになります。この夏、それを国際社会は拒否してしまいました。反政府派がシリア最大の油田を占領したという最近の報道は、同じ役目を反政府派が務めたことを示していますが、自由シリア軍それをやったのではなく、アルカイダ系グループだったという皮肉がありました。何につけても、よい話がないのが、この内戦です。


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