シリア反政府派は条件付きで会談に参加か

2013.11.12


 BBCによれば、シリアの反政府派はいくつかの条件が満たされれば、和平会談に出席すると言います。

 月曜の投票の後、国家連合はアサド大統領は政権移行期間に役割はないと、繰り返しました。いかなる会談の前にも、支援機関は包囲された地域へ行き来でき、すべての抑留者、特に女性と子供たちは解放されなければならないと、連合は言いました。

 シリア政府はジュネーブ協議にどんな前提条件も拒絶しました。国連と米露は11月末までに会談を招集しようとしていました。アラブ連盟のラハダル・ブラヒミ特使(Lakhdar Brahimi)は先週、会談は遅れるけども、年末までにサミットを開くために努力していると言いました。

 国家連合はイスタンブールでの2日間の会談の後で、合意に達しました。連合指導者の参謀長、モンズル・アズビク(Monzer Azbik)のオフィスから発表された声明は、アサド大統領が暫定政府から退くという要求を繰り返しました。「バシャル・アル・アサドは政権移行期間とシリアの未来で役割はありません」。同盟は、支援機関の行動の保証を含めた、会談の前に満たされるべき条件も概説しました。

 アメリカのジョン・ケリー国務長官(Secretary of State John Kerry)は、投票の結果は励みになると言いました。「これは大きな前進で、重要なものです」と彼はアブダビで記者に言いました。

 シリア政府は原則として、会談に出席すると言いました。しかし、同時にテロリストとは交渉をしないと言い、反対する者のほぼすべてを追放しました。シリア政府はいかなる政治的解決にもアサド大統領の出国は不要だと言い、反政府派国家連合の長、アメード・ジャブラ(Ahmed Jarba)は、ジュネーブ会談へ出席する意欲をすでに示しました。しかし、いくつかの反政府グループはその権限を認めず、交渉に関する考えを拒絶しました。


 記事は一部を紹介しました。

 ケリー国務長官の発言は、何とも的外れという印象しかありません。これが前進とは、到底考えられません。双方の主張がまったく相反していることは明らかです。この辺に西欧の意識の低さが見て取れます。

 今にも紛争を終わらせないと、シリア国民が受ける打撃がさらに深刻化するにも関わらず、米国民の理解が得られる程度に、形ばかりの外交を展開しているようにしか見えません。

 イスラム国で内紛が起きたとき、いち早く解決を図り、イスラム過激派が活躍する場を与えないという戦略は、対テロ用に確立されるべきです。

 それだけではなく、自国の利益だけに執心せず、国際的な安定のために、国家の利益を超えた努力も必要だということを、全世界が理解しなければなりません。


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