ラタキア攻勢でシリア反政府派が戦争犯罪に関与

2013.10.12


 military.comによれば、シリアの反政府派は攻勢中に、少なくとも民間人190人を殺害し、200人以上を誘拐したと、人権団体「Human Rights Watch」は金曜日に言いました。

 同団体は、沿岸部ラタキア州(Latakia)の1ダース以上の村で氏名不詳の民間人に対する8月4日の攻撃は組織的で、人道に対する罪になり得ると、105ページの報告書で言いました。調査結果はシリア政府の許可で、この地域へ1ヶ月後に訪問したことに基づきました。

 報告書は、反政府軍が家から家へと行き、全家族を殺したり、男性を殺して、女性と子供を連れて行ったという目撃者を引用しました。

 村人はシーア派の分派である少数派のアラウィ派で、アサド政権のバックボーンを成し、スンニ派イスラム過激派は異教徒とみなします。

 生存者の一人、ハッサン・シブリ(Hassan Shebli)は、反政府軍が未明にバロウダ村(Barouda)に近づいたために逃げましたが、松葉杖がないと歩けない彼の妻と、23歳の息子は置き去りにしなければなりませんでした。シブリが政府軍が村を奪還した後、彼が数日後に戻った時、彼は妻と息子が家の近くに埋葬されており、弾痕と血が寝室に飛び散ったいるのを発見しました。

 「そうした犯罪を犯す者は、もはや革命には属していません」と自由シリア軍広報官、ロウエイ・ミクダッド(Louay Mikdad)は言いました。彼は同名は過激派グループとは協力しておらず、アルカイダ系反政府軍は頻繁に自由シリア軍を攻撃していると言いました。モハメッド・ハファウィ(Mohammed Haffawi)と呼ばれるラタキア地域の反政府軍は、攻勢の間に民間人が殺されたことを否定しました。スカイプ経由で、彼は反政府グループの一つが、政府に捕まっている囚人の解放の切り札として、約100人の女性と子供を抱えていると言いました。

 人権団体のラーマ・ファキー(Lama Fakih)は、ラタキアの反政府軍の虐待は、確実に戦争犯罪になるかも知れず、人道に対する罪のレベルにすらなり得ると言いました。ラタキア攻勢に参加した反政府グループは20以上になります。アルカイダ系とその他の聖戦グループの2グループを含む5グループが作戦を主導し、それらは部分的にペルシャ湾の海賊から資金を得ているようだと、報告書は言いました。

 人権団体は湾岸諸国に、こうした送金を取り締まるよう要請しました。反政府派多数が拠点とするトルコに、こうした戦争犯罪につながる人々を起訴して、武器と戦闘員の流れを制限するようにも要請しました。西欧に後援された反政府派は、ラタキア攻勢を主導したグループと縁を切らなければならないと、報告書は言いました。

 作戦は反政府派兵士が3ヶ所の政府軍の基地を占領してから村を占領して始まりました。政府軍の陣地が陥落した後、政府派民兵は村を去りました。すべての村を奪還するために政府軍は2週間をかけました。

 反政府軍に殺された、少なくとも67〜190人の民間人は至近距離においてか、逃げる途中で殺されました。その他の者の大半は意図的、無差別的に殺されましたが、さらに調査が必要だと人権団体は言いました。

 反政府軍は、大半が女性と子供の200人以上の民間人をアラウィ派の村から捕まえ、政府に捕まった囚人と人質の高官を要求しました。

 人権団体は、攻勢を主導した反政府グループは、アル・ヌスラ戦線(Jabhat al-Nusra)とイラクとレヴァントのイスラム国家(the Islamic State in Iraq and the Levant)で、両方ともアルカイダの「Ahrar al-Sham」「Jaish al-Muhajireen wal-Ansar」「Suqqor al-Izz」につながります。


 記事は一部を紹介しました。

 シリア政府が人権団体に流した情報とはいえ、事実は事実です。これらの事件は本当に起きたのだと考えられます。

 アルカイダ系武装グループの非道ぶりは有名で、彼らは戦争法など気にしません。敵は虐殺し、それをビデオで撮影してインターネットに流すのです。こうした行為は彼らの倫理観に合致していて、これを行うから資金も得られるのです。

 反政府軍が彼らを縁を切ったという話は信じ切れない部分があります。まだ協力し合っているグループがあるかも知れません。

 ソマリア沖の海賊から資金が出ている点は重要です。彼らは自分たちへの取り締まりを避けるために、アルカイダの活動が活発な方が都合がよいのでしょう。


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