アメリカがシリア国境に工作要員を増派

2012.9.8


 military.comによれば、アメリカは優勢な政府軍と戦うシリアの反政府派を支援し、アルカイダが内部に侵入するのを監視するために、さらに多くの諜報員と外交官をトルコ国境に派遣しています。

 計画について説明した匿名の米当局者は過去数週間に、1ダース未満と見積もられる、反政府派の軍事的組織力と政治的組織力を向上するのを助けるアメリカ人の要員を増加したと言いました。

 国防総省とホワイトハウスのスポークスマンは木曜日にコメントを拒否しました。

 CIAとその他の部局から来た外交と情報の要員はシリアの外に留まり、軍を組織するのを助けるために反政府派指導者たちと会う一方で、軍を構成する者たち、武装の中身、誰に対して責任を負っているかについて研究します。情報はシリアの離反者、難民、反政府軍兵士からも集められます。「模範は作戦要員を対立から遠ざけること、地元の軍から集めることです」と元CIAで現在は「the Foundation for Defense of Democracies」の一員のルーエル・ジレッチ(Reuel Gerecht)は言いました。シリアとトルコの間の交通が依然としてずっと多いため、この活動は多くのシリア難民が逃げているヨルダンではなく、トルコ国境に集中していると米当局者は言いました。


 記事は一部だけを紹介しました。

 上の「the Foundation for Defense of Democracies」の記事は、先週、イランが革命防衛隊をシリア政府を助けるためにシリアへ派遣したと書いています。(記事はこちら

 アメリカがイランに対抗するためもあって、シリアの反政府派への支援を強化していることが分かる記事です。しかし、このレベルの努力では、アサド政権を倒す切り札にはまだ遠いといえます。また、彼らの主な仕事がアルカイダの反政府派への侵入を監視することである可能性もあります。時事通信の記事は、自由シリア軍のクルディ副司令官の話として、そうしたイスラム戦士の数は100人を超えないと伝えています。

 地対空ミサイルを提供したことで空軍への抵抗力は増加しましたが、榴弾砲などからの攻撃は防ぎ切れません。政府軍の砲兵隊を叩くためには外国の空軍による精密爆撃が必要です。反政府派がやるとすれば、政府軍から捕獲した戦車で、砲兵隊がいる場所を突き止められた時だけ、接近して攻撃するしかありません。あるいは、ピックアップトラックに迫撃砲やカチューシャロケットを積んで、砲兵隊を発見次第攻撃して逃げるということになります。十分に砲兵隊を殲滅するにはかなりの時間がかかります。

 短期間で勝負を決める方法が見えないのが問題です。



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