米陸軍がポリマー製マガジンの使用を許可

2012.7.6


 military.comによれば、先日、米陸軍が使用を禁じたポリマー製のM4用弾倉「PMAG」は使用を続けられることになりました。

 TACOMライフサイクル管理部(the TACOM Life Cycle Management Command)が4月に、政府が支給したアルミ製のマガジンだけを使うように認可されたとメッセージを出した時から混乱が起こりました。陸軍当局は6月6日にTACOMのメッセージは記述が不十分で、PMAG使用に関する指示を意図していないと認めました。国防総省広報官、マシュー・バーク(Matthew Bourke)はMililtary.comの質問に答え、メッセージはガイダンスであり、最終決定は現場指揮官が行うと言いました。「メッセージは不完全で、兵士を間違った結論に飛びつかせました」「(TACOMの)整備情報メッセージは緩いものです。それらは命令ではありません。指示ではありません。メッセージ中のすべての内容と指示は受取人が選べます」。

 TACOMのメッセージが出された理由は現時点で不明ですが、情報源はTACOMが2010年1月までに140万個の改良型マガジンを製造する1,070万ドルの契約を「Brownells Inc.」に与えたことに関係があるかも知れないと言います。プログラム管理局(Program Executive Office Soldier)は2007年に信頼性テストを行ったあとで改良型マガジンを開発しようとしました。耐塵テストではM4の発砲が止まる原因の27%はマガジンに関係していました。


 先日紹介した記事の続報です(記事はこちら)。

 当然なるべき状態になったようです。車が踏んでも壊れないマガジンを兵士が使いたがるのは当然で、それを禁止することはできなかったということです。M4小銃の送弾不良問題にいては、当サイトで何度も紹介してきましたので、過去の記事を参照してください。

 TACOMのメッセージについての推測は多分、そのまま事実だと思います。すでに他社に開発させた改良型マガジンを、誰も使いたがらないという理由で軍の倉庫に眠らせておくことはできなかったのでしょう。軍は巨大な官僚組織であり、在庫は演習や試験で使い切ることにして、戦場ではPMAGを使わせるべきなのです。



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