CH-46は老朽化して使えない?

2012.7.15


 NNNによれば、森本敏防衛大臣は13日にBS日テレ「ニッポンの大疑問」で以下のような発言をしました。

 森本防衛相「CH46はこれ以上使うのは無理でしょう。(アメリカ軍は)新しく開発した飛行機(オスプレイ)に代える全体計画を持っている。それを進めないと、全体としてアメリカの戦力が空白状態になる。それはどうしても避けたい」

 森本防衛相は、現在、普天間基地に配備されている輸送ヘリ「CH46」が老朽化していることから、オスプレイへの交換はやむを得ないとの認識を示した。


 CH-46が老朽化しているのなら、新品を調達すればよい話です。古くなって交換の必要があるという物語はナンセンスです。垂直離着陸型の航空機の開発は長年に渡って続けられてきたものであり、そこへ現用ヘリコプターの老朽化の話を持ち出すことに意味はありません。初物好きの日本人に受け入れられやすい話を考えただけの話です。

 オスプレイが沖縄に配備されたら、それは街の真ん中にある普天間基地に置かれます。これこそが問題の焦点なのに、CH-46の話にすり替えるのは、むしろ沖縄県民の不信感を呼びます。



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