聯合ニュースは14日打ち上げを予測

2012.4.13
追加 同日 8:20


 ロケットの打ち上げ時間について、私は全日が指定されているものと考えていましたが、総理官邸の通知によると「4月12日から16日までの毎日午前7時から午後0時まで」と限っていると分かりました。よく確認せずに夜の打ち上げの可能性まで書いてしまい、申し訳ありませんでした。(総理官邸の該当ページはこちら

 3月16日の発表で、総理官邸内に危機管理センター情報連絡室を設置したことについて、政府は「北朝鮮による衛星打ち上げ発表」のためとしていましたが、今月11日に「北朝鮮による『人工衛星』と称するミサイル発射」と変更したことが分かります。この言い回しは政府主導ですっかり日本全土に定着した感がありますが、これによって、誤った条件づけが国民に対して行われたと私は考えます。こうしたことが危機への対処ではないことは、原発事故の事例で明らかです。あり得る可能性については無視を決め込んだ結果が福島第1原発の事故でした。あり得ない可能性について万全の態勢で挑んでも、それは集中力の浪費にしかなりません。

 昨日の天候を確認してみました。東倉里から北西55kmにある新義州市の天候で見ると、昨日は風も弱く、最大風速が7km/hで、午前中は2km/h程度でした。視程は16.9kmです。他にも天候上の問題はありません。FNNが日本政府関係者の話として、「風が強かった。基準の倍の風速だったことが原因」としたそうです。55km離れていれば、気象条件が大きく異なることもありますが、2倍とは大きすぎるように思います。それに「基準」が何の基準なのかが分かりません。日本のJAXAの打ち上げ基準だとしても、それはロケットの種類によって違います。記者は政府関係者にもっと質問をしてくるべきでした。

 韓国の聯合ニュースは「12日現在、衛星を発射するための点火用燃料の注入が終わっていない」「始動燃料は発射の1日前に注入される」と報じ、14日の打ち上げを予測しました。14日だけを狙うのは、気象条件が整わない場合に打ち上げを難しくします。また、夜通し燃料注入作業をすれば、13日の打ち上げは十分に可能だと私は考えます。聯合ニュースは、北朝鮮が2009年には配備したロケットの航跡を追跡する船を今回は出していないとも報じました。首相官邸のホームページの通知には、発射の目的は「金日成生誕 100 周年記念」と書かれています。答えは最初から出ていたわけです。やはり、お祝い用の打ち上げ花火みたいなものなのです。

 今日は今のところ、風はほとんど無風です。今日は昼近くになると風が強くなり、ロケット打ち上げに支障が出る可能性があるので、13日に打ち上げるなら、午前中の早い時刻である可能性があります。

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 緊急に追記します。韓国国防省が7時39分に銀河3号が発射されたと発表しました。米政府も確認したと報じられています。しかし、8時過ぎの時点で、沖縄県の自治体には日本政府から何の情報も届いていないようです。日本政府は万全の態勢だったのですよね?。大失態が起きた可能性があります。続報に注目しましょう。テレビのコメンテーターが「別のミサイルかも」と述べていますが、苦しい言い訳のように聞こえました。すでに安保理に北朝鮮に非難を提案すべき段階に移行したのです。確認で手間取るようでは、話になりません。

 その後、アメリカが「打ち上げ後90秒で墜落」と発表しました。それで日本は確認が遅れたのかも知れませんね。



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