北朝鮮のロケットはテポドン2号改良型か?

2012.3.31


 military.comが日本のテポドン2号迎撃について報じ、その中で打ち上げられるロケットが「Unha-3」であると明記しました。

 この記事はAP通信が配信したものです。「Unha」は「銀河」の意味で、テポドン2号は北朝鮮では銀河2号と呼ばれていました。すると、この記事は今回打ち上げられるロケットが銀河3号だと考えているようです。その実態については何も書いていませんが、テポドン2号の改良型だと示唆しています。私もこれに同意見です。

 これが2009年のテポドン2号をどれだけ改良したものかが問題です。私はハードウェアのほとんどは前回と同じだと考えます。打ち上げの映像は報じられるはずですから、大きな機体の変更があるかは、それで分かります。また、機体側面の制御用小型ブースターが起動していなかった件について、今回の打ち上げで動作が確認できるでしょう。すべての小型ブースターが動作するようなら、2009年に一部しか動作しなかったのは、やはり故障だったということが確認できます。

 その他にも興味を惹く記事があります。明日、それらを更新したいと思っています。


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