ベイルズ2等軍曹が殺人罪などで起訴へ

2012.3.24


 military.comによれば、ロバート・ベイルズ2等軍曹が17件の殺人罪、6件の殺人未遂で起訴されることになりました。

 殺人と殺人未遂に加え、6件の加重暴行、その他の軍規違反数件を含むと、匿名の当局者は言いました。軍は木曜日に成人の死者数を理由を説明することなく1人増やしました。米軍が虐殺現場に到着する前に死者が埋葬されたことはあり得ます。攻撃による負傷者は6人です。

 ベイルズの弁護士、ジョン・ヘンリー・ブラウン(John Henry Browne)は公式に訴状を入手していないので、コメントはしないと言いました。彼は木曜日に検察官と話し、検察官は金曜日に正式に起訴すると言ったと言いました。

 ベイルズが戦友の負傷について見たことについては矛盾する報告がありました。国防当局者はパンジャイ地区(Panjwai district)のベイルズの部隊の兵士が3月11日の発砲事件の1〜2日前に脚に負傷したことはありそうではあるものの、ベイルズがそれを直やその後に目撃したり、何らかの役割を演じた証拠はないと言いました。

 ベイルズは2002年にカジノの警備員に酔って暴行を加えて逮捕され、怒りを抑制するクラスを受けなければなりませんでした。アルコールに関する2度目の報告もありますが、ベイルズは正式には起訴されませんでした。2008年に女性の手を握り、彼女の手を彼の股の中に引っ張り、彼女のボーイフレンドを殴り、蹴った件で起訴されたという保安官事務所の報告が公表され、それはベイルズを極度に酔っていたと表現しました。


 この記事も既知の事柄が多いので、目新しいものだけを紹介しました。

 殺人罪が1件増えたこと、ベイルズに泥酔して暴行を行った過去があることが明らかになり、一層、事件は複雑になったという感じがしました。何というか、本当に厄介な事件かも知れません。あるいは単なる泥酔者の犯行だったのかも知れません。それが一番簡単な説明になります。射殺した者の一部に火をつけるという行為は、軍隊のそれではありません。何か錯乱した人物の行為と思われます。酒が原因ならそれもあり得るでしょう。


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