露外務副大臣がシリア軍の敗北を否定せず

2012.12.14


 BBCによれば、ロシア当局者はシリア軍が反政府軍に破られるかも知れないとはじめて言いました。

 ミハイル・ボグダノフ副外務大臣(deputy foreign minister Mikhail Bogdanov)は、アサド大統領の軍隊が「ますます多くの統制と領域を失っています」と言いました。彼は数千人の自国民を避難させる計画を立てていると言いました。

 木曜日に、ボグダノフ副大臣は「残念ながら、我々はシリアの反政府派の勝利を排除できません」と言いました。彼は2者の対話を要請し、戦いがさらに激しくなると予測しました。彼はそれが起これば、1万、おそらくは10万の人びとが死ぬだろうと言いました。「大統領を追い出すためのそうした対価が受け入れられないなら、我々は何をできますか?。我々はそれは受け入れがたいと考えます」。ボグダノフ副大臣は、ロシア国民を避難させるための計画を作成していると言いました。「我々には動員計画があり、国民がいる場所を明確にしています」。


 遂にロシアもシリア軍が劣勢であることを認めました。時間がないので簡単にしますが、これはもはや覆せないレベルに達していると思われます。その最終段階の戦いは、まだ行われておらず、 ボグダノフ副大臣の予想も間違っていないと思われます。彼の発言には特に政治的な目的があるとは思われず、感じていることを、率直に口に出したように思われます。



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