反政府派の急進派がアレッポ西方の基地を占領

2012.12.11


 BBCによれば、アレッポ(Allepo)の西約25km、シェイク・スレイマン(Sheikh Suleiman)にある第111連隊駐屯地(kmzファイルはこちら)を土曜日に、イスラム武装勢力が主導で攻撃されました。

 インターネットに投稿されたビデオ映像は、彼らが戦車を含んだ軍用車両を押収したことを示しました。

 数週間の戦いの後、土曜の午後に、反政府派は司令部がシェイク・スレイマンにある第111連隊駐屯地に進入しました。基地は急進的過激派の黒い旗を掲げました。ビデオは反政府派が捕獲した戦車を操縦したり、対空機銃に人員を配置するところを示しました。

 現場のAFP記者は、彼らの多くは海外出身者で、攻撃はアル・ヌスラ戦線(the al-Nusra Front)と関連グループによって主導されたと言いました。自由シリア軍は攻撃に関与していませんでした。

 アレッポでは反政府派はまだ街の半分を支配しています。聖戦グループは自由シリア軍と多くが置き換えられ、最新兵器を反政府派に渡すべきかという西欧諸国のジレンマを強調します。


 記事は一部を紹介しました。

 第111連隊駐屯地は燃料と車両が地下に保存されている基地のようです。先月、第46連隊駐屯地(kmzファイルがこちら) も反政府派に占領されましたが、ここも似た感じの基地でした。

 これでアレッポから西へ向かう幹線道路近くにある基地が2つ占領されたことになります。前にも疑問を示したとおり、アレッポ郊外にある基地が占領されたとは聞かないのに、さらに遠い基地が陥落している点が不思議です。

 過激派が反政府派の中で立場を大きくしている点も分かってきました。これも心配なことです。



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