米人40人以上がソマリアでテロ組織に参加

2011.7.28


 military.comによれば、ソマリアのアルカイダに関連するテロリストたちにより、40人以上のアメリカ人が徴用され、急進的になり、戦うために戦火の国へ行ったと、米下院国家安全保障委員会の議長は言います。

 ピーター・キング下院議員(Rep. Peter King)は水曜日に、3回目の米国内のイスラム過激派に関する連続公聴会で、彼の委員会の調査結果を概説する予定です。

 アメリカの対テロ当局者は、ソマリアのテロ組織、アル・ジャバブ(al-Shabab)に大勢のアメリカ人が参加したことを確認していません。政府は少なくとも21人のアメリカ人がソマリアに行き、テロ組織に参加し、エチオピア兵を追い出すために奮闘を始め、若者の一部は戦闘で死んだと言いました。アル・シャバブは長年に渡り活動の焦点を拡大し、反西欧のテロ組織と同調しています。

 国土安全保障委員会の共和党のメンバーも20人以上のカナダ人も徴用され、急進的になり、ソマリアの戦いに参加したと言いました。カナダ警察はトロント地区から数人のソマリアの若者がソマリアに行き、アル・シャバブに参加したと疑われていると言いました。キング下院議員はオープニングの言葉で、アル・シャバブが「アメリカ人イスラム教徒の聖戦士を徴用し、急進化するための進行中の成功した努力に携わっています。彼らはアメリカに対する直接的な脅威をもたらします」と言いました。キング下院議員はアル・シャバブはソマリアの問題だけではないと言いました。この組織はアメリカ人聖戦士の巨大な組織を持ち、アルカイダと、特にイエメンのテロ組織とつながっています。「我々はアル・シャバブは本土に対する成長する脅威だという現実と直面しなければなりません」とキング下院議員は言いました。

 キング下院議員は、米国内のイスラム過激主義過去数ヶ月の連続した公聴会でイスラム教徒を選び出したことで批判されてきました。こうした審理に反対する人たちの一部は、特に、最近のノルウェーでの破壊的攻撃に問われている男の動機となったとみられるイデオロギーとして、委員会は米国内の極右主義を含む別のタイプの過激主義にも焦点をあてるべきだと言いました。


 キング下院議員のウェブサイトに掲載された記事によれば、委員会は「Al Shabaab: Recruitment and Radicalization within the Muslim American Community and the Threat to the Homeland.」と名付けられています。

 キング議員はスピーチの中で、40人以上のイスラム系アメリカ人と20人のカナダ人がソマリアに渡ったと述べています。人数が一致しない理由はよく分かりません。これが単にイスラム教徒が嫌いという理由で水増しされたのなら問題です。反対者たちが言うように、過激主義はイスラム教徒だけでなく、キリスト教徒にもいるのです。むしろ、キリスト教の原理主義者の方がやっかいだという意見もあるほどです。

 キング下院議員の発言はやや感情的で、それが気になります。もちろん、発言のかなりの部分はソマリアに行ったアメリカ人の行動に関する具体的事実であり、そうした事柄を報告するのは問題ではありません。事実、1995年にオクラホマ州の連邦政府ビルを爆破したのは米国民でした。極右主義を取り上げてキング下院議員を批判しているのはニューヨークタイムズ紙で、彼は演説の中で同紙を厳しく批判しています。キング議員はニューヨーク州選出で、当然、彼の動きは同紙の関心の対象です。

 アルカイダ系テロ組織が次第に拡大している点は気になりますが、本当にソマリだけに広がってるのかすら、よく分かっていません。パキスタン経由でインドに向けて広がる可能性もありますし、中央アジアに広がる可能性もあります。

 アメリカ出身のイスラム教徒がアメリカ本土に戻ってきてテロ攻撃を行うのは、アメリカにとっては直接的な脅威です。しかし、本当の脅威は、テロリズムが世界的に蔓延することです。世界的にテロ組織が広まる理由を減らしていくための委員会なんて、これまで聞いたことがありません。国民の税金を使っているのだから、本土への攻撃に備えていればよいという考え方は危険です。それでは、テロが国際的に広がるのを防げないでしょう。以前から指摘していますが、テロ活動は無意味・無益だということを、潜在的なテロ発生国へ宣伝する政治的プロパガンダを検討すべきです。



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