存命の海兵隊員が名誉勲章を受勲

2011.7.21


 military.comによれば、ベトナム戦争以来、始めて生存している海兵隊員が名誉勲章を受勲します。

 ダコタ・メイヤー元伍長(Former Cpl. Dakota Meyer)は、2008年9月8日にパキスタン国境に近いアフガニスタンの小村での行動に対して名誉勲章を受けます。

 2010年6月に除隊したメイヤーは、3人の行方不明の海兵隊員と衛生兵を見つけるために、銃撃戦のキルゾーンの中に突進して命を危険にさらしたあとで、名誉勲章に推薦されました。

 報告書によると、4人の男たちはすでに死亡し、衣類と装備品を奪われていました。友軍のアフガン兵士と共に、メイヤーは彼らが運び出されかねない戦闘地域から遺体を取り戻しました。昨年11月にジェームズ・コンウェイ大将(Gen. James Conway)が1名が推薦されたと発表した時から、存命の海兵隊員が名誉勲章の候補に挙がっていることは知られていました。

 メイヤーの行動は、議論となっているガンジガル村(Ganjgal)近くでの戦いの間に起こりました。そこでメイヤーはアフガン軍を指導する合同従軍訓練チームの一員を務めていました。彼のパトロール隊は、AK-47とRPGを訓練チームに浴びせた大規模な武装勢力によって待ち伏せされました。この時に部隊に従軍した記者は、来ることがなかった近接航空支援や砲撃支援の絶望的な要請について述べました。攻撃の数日後、怒ったメイヤーは、砲撃支援をしないよう命令した指揮官の決定は「要するに我々の仲間を騙したのです。彼らは我々が戦いに物を持ってくると思っていて、(指揮官たちは)それを我々に与えませんでした」と言ったとされます。

 調査官はあとで、陸軍将校3人を流血の待ち伏せにおける彼らの行動について批判しました。9月8日にメイヤーと一緒の海兵隊員、アデモラ・ファビヨ大尉(Capt. Ademola Fabayo)とファン・ロドリゲス・チャベス2等軍曹(Staff Sgt. Juan Rodriguez-Chavez)は死体を取り戻すのを助けたことで海軍殊勲十字章を与えられました。

 名誉勲章を受けた最後の海兵隊員は、ジェイソン・ダナム伍長(Cpl. Jason Dunham)でした。彼は武装勢力が投げた手榴弾から味方を守るために、自分のヘルメットと体を使い、命を落としました。(関連記事はこちら

 存命中に名誉勲章を与えられた海兵隊員は、アラン・J・ケロッグ上級曹長(Sgt. Maj. Allan J. Kellogg)です。彼は1970年3月11日、ベトナムのクアンナム省(Quang Nam Province)での戦闘活動で受勲しました。

 さらに詳しい戦闘の記事がdefensetech.orgにありますが、メイヤーの行動については、ここには特に記述がありません。リークされた調査報告書そのものを読めるウェブサイトがあります(サイトの関連記事はこちら)。これは戦闘の報告書ではないので、戦闘の詳細は書かれていません。


 この戦闘では、支援爆撃・砲撃がない中、兵士が敵と戦った点が問題となっているようです。

 メイヤー伍長の功績は、この記事からは明確に分かりません。いずれ、また新しい記事が報じられるでしょうから、その時にご紹介できると思っています。メイヤー伍長が除隊したのは、この戦闘で負傷したのが原因かもしれません。



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