レーマン指揮官が「戦いを継続」

2011.5.19


 military.comによれば、パキスタンのタリバンの指揮官、ワリウラ・レーマン(Waliur Rehman )がオサマ・ビン・ラディンの死後、引き続き闘争を続けるとAP通信に述べました。記事から、彼の言葉だけを抽出しました。

 レーマンは先週約90人を殺した軍訓練施設での自爆攻撃には言及せず、武装勢力が来るべき日に攻撃を行い続けることを示唆しました。彼は月曜日に北と南のワジキスタンの境界線でAP通信に話しました。

 「族長オサマの殉教のあと、ムジャヘディンは新たな熱意で彼の任務を成し遂げるために聖戦を続けるでしょう」「我々には同じ目標、計画と任務があります」「我々の敵は、NATO軍、ユダヤ教徒とキリスト教徒です」と彼は言いました。レーマンはビン・ラディンを殺した米軍の急襲についての詳細を疑いました。彼は、ビン・ラディンが拘束を避けるために自爆ジャケットを起爆し、それが米国が彼の写真を公表するのに抵抗した理由だと考えると言いました。彼はビン・ラディンを「聖戦の指導者でありフラグキャリア」であり、彼の死を「我々にとって胸が張り裂けるような損失」と呼びました。「アメリカ人とシオニストの同盟に対抗する多大な熱情を支持したので、彼はかけがえのない資産でした」。


 当然ですが、ビン・ラディンの死でアルカイダとタリバンが戦いを止めるわけではありません。このように、次々と彼らからコメントが出てくるわけです。

 ビン・ラディンが自爆しようとした事実はありませんが、やはり仲間はそうしたイメージで彼を見ていることが分かります。また、私はここで、襲撃が始まってから10分間程度、ビン・ラディンは何もできなかったらしいということに気がつきました。

 いくら騒音の小さいハイテクヘリでも、夜間に住宅の近くに来れば、人を目覚めさせるものです。突入を開始する前にも、目が覚める可能性もあります。ヘリコプターが墜落し、壁やドアが爆破され、消音器つきとはいえ数発の銃弾が発射されれば、最上階で寝ていたビン・ラディンは、早い段階で目が覚めたはずです。しかし、彼は部屋に武器があるのに、手にも取らずに、下階の様子を眺めていたのです。シールズは暗視ゴーグルで見えていたでしょうが、ビン・ラディンは闇の中で誰かが階段をあがってくる気配を感じただけかも知れません。それでようやく隠れようと思ったのです。どうも動きが遅すぎる、あまりにも鈍いという印象です。兵士としては、彼はその程度の人だったのかも知れません。


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