米軍はアフガンでの夜襲を継続

2011.11.25


 military.comによれば、米軍は批判の多いアフガニスタンで行っている夜襲を続けるつもりです。

 アフガン東部で米軍と同盟軍の指揮を執るダニエル・アリン大将(Gen. Daniel Allyn)は、家に隠れている武装勢力を奇襲するために闇夜を利用する米軍の戦術は継続すると言いました。

 一部の西側観測筋もこの戦術を批判してきました。「それらは、殺されるよりも早く戦闘員を置き換えるのを助け、武装勢力のプロパガンダと新兵採用に大きく利しています」と2010年に「the Open Society Foundation」のために夜襲を研究したエリカ・ガストン(Erica Gaston)は言いました。

 しかし、アリン大将は火曜日に、夜襲は米軍の技術的、戦術的優位性が最も効果を発揮するところであり、タリバンに対するかけがえのないツールであると言いました。深夜に攻撃することは、民間人の大半が家にいて射線の外にあるため、民間人をより安全にすると彼は言いました。「これらアフガン人の敵は明らかに夜襲中に民間人の危険を最小限にして狙われています」と彼は国防総省のテレビ記者会見で言いました。「これらは重要であり続けます」。アフガン軍が動き始めれば、米軍と不安定なアフガン人の衝突は低下するはずだとアリンは言いました。

 アリン大将は、武装勢力の活動とパキスタンのグループに支援された越境攻撃の焦点である東部アフガンは、来年の増派兵の大幅な撤退で大きな兵数レベルの削減を避けられると言いました。「東部からは増派の一部、約200人が撤退します」「それらは最前線の戦闘員ではなく、我々は我が軍のパートナーシップと武装勢力ネットワークへの圧力を維持できるでしょう」。


 記事の更新が遅れてしまいました。

 アリン大将の話を聞くと、まるでアフガン戦が勝利に近づいているかのようです。しかし、実際には敗北に近づいています。

 「技術的、戦術的優位性」と言っても、それは特殊部隊の得意技だというだけの話で、アフガン戦を戦略的勝利に導くものではありません。これまで何度も夜襲を行い、武装勢力を殺しているのに、未だに勝利を手にできないことからも、それは明らかです。要するに、できることがこれしかないのでやっているというだけの話です。東部の戦闘員を撤退させないという話も、まるで希望を持てない話でしかありません。兵数を維持しても、パキスタンから越境する敵を防げないのですから。

 政治家がこういう軍人の話を聞くばかりだと、戦争は延々と続き、決して終わりません。見切りを決するのは政治の仕事です。いずれにしても、アフガンからの撤退はすでに決定済みです。アリン大将の発言は個人的な見解として受け止めるべきでしょう。



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