ポートランドが学校で反戦活動を許可

2011.10.26


 military.comによれば、ポートランドの教育委員会は月曜日に、入隊に懐疑的な「反徴募官」に軍の徴募官が連邦法の下で享受するのと同じ高校生への接近手段を与える規則を採用する準備を整えました。

 定期的にポートランドの高校の外でやっていたように、学校の歩道に立って看板を振り、ビラを渡すのではなく、職業指導センターやカフェテリアで、軍の徴募官が制服でやるのとまったく同じに、勧誘用のテーブルを置いたり、パンフレットを手渡せるようになります。

 「我々が望むのは軍務についてのバランスの取れた説明です」と教育委員会のマット・モートン(Matt Morton)は言いました。「重要なのは、彼らがよい決定をするためにすべての情報を与えることです」。

 委員会は地区の職員に、すべての高校で生徒に軍の徴募官の戦術、軍と「アメリコー(AmeriCorps)」を含む高校生が国に貢献する仕事の連絡先を得る権利について知らせるために、彼らの権利情報のパッケージを準備するよう求めました。


 時間がないために冒頭部分だけしか紹介できません。非常に興味深い記事です。関心がある方は全文をお読みください。

  アメリカの学校で軍の徴募を認めるかどうかについては、色々な議論があると聞いています。徴募官を入れることを認めない学校もあるといいます。以前に見たテレビ番組では、契約書の州軍は戦時に連邦軍に編入されるという条項について生徒が徴募官に質問したら「誰でもサインする書類だ」と言われたと言っていました。疑わずに署名したら、海外の戦地に派遣されたという話です。州軍は州内でだけ活動すると信じ込んで志願する生徒もいるのです。奨学金の手続きについて詳しく知らなかったために、本来もらえるはずの奨学金がもらえなかったという元兵士の話もあります。米軍は徴募官に虚偽の説明をしないように求めていますが、成績が優先されるのは当然のことです。徴募官は一人入隊させる毎に評価されます。

 しかし、反戦活動家を校内に入れるというのは初耳です。記事は、ポートランドでは軍は強引な勧誘はしていないと言いますが、その可能性を考えているようです。これがどんな影響を生むのか、むしろそれが知りたいところです。



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