マレン議長が「敵は負けつつある」と発言

2011.1.15


 military.comによれば、統合参謀本部議長マイク・マレン海軍大将(Adm. Mike Mullen)がアフガニスタンの敵は負けつつあると断言しました。

 しかし、マレン大将を含む米軍高官は、どれだけの兵士がこの夏に撤退させたい地域を離れられるかは不明だと言います。彼らはカルザイ大統領が治安を掌握すると約束した2014年の間近になるまで大きな縮小は起こらないだろうと警告します。

 マレン大将は水曜日に、7月に多くの軍隊が引き揚げると予測し、タリバンの拠点に直面し続ける米軍とアフガン軍に対する暴力は増えると予測しました。しかし彼は、地域の町はタリバン戦士を拒絶し始めており、カンダハル州のような無法な地域で驚くべき進展が見られていると付け加えました。「私は、連合軍とアフガン軍がその存在と彼らの作戦における圧力を増やし、彼らの能力を向上させる限り、(敵が)負け続けるだろうという、あらゆる確信があります」と外国人記者センターで話しました。

 マレン大将は先月のオバマ大統領の戦略評価に触れ、パキスタンは国際テロの「震央」と呼び、彼はパキスタン軍が脅威を取り除くために何をすれば分かっているという確信があると言いました。「パキスタンの隠れ家を閉鎖することはまったく重要です。我々はそれなしにアフガンで成功できません」。

 楽観的すぎないかという質問に対して、マレン大将はそれは彼の意図ではないと言いました。「私は希望を与えられていますが、任務の難しさを何にせよ控えめに言いたくありません」「困難が続くのは明らかです」。


 どう見ても、これは外国人記者向けのリップサービスです。カンダハル戦が予定通りに進んでいないことから、外国の支援を減らさないために記者に楽観的な見解を示しただけです。それ以上の意味はありません。



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