フォート・ブリス基地で殺人事件

2010.9.22

 military.comによれば、フォート・ブリス基地(Fort Bliss)のコンビニで銃撃事件があり、犯人が警察官に射殺される前に2人が負傷しました。

 基地当局は、事件は午後3時頃に報告され、対応が3分以内に行われたために、被害が拡大しなかったと言います。FBIが事件を調査しています。被害者は基地で販売を行う「the Army & Air Force Exchange Service」の従業員です。military.comの別の記事は、犯人はエル・パソに住むスティーブン・クロップ(Steven Kropf・63歳)で、退役軍曹と報じています。被害者のベティーナ・マリア・ゴリンズ(Bettina Maria Goins・44歳)は病院で死亡しました。もう1人も重体のままです。犯人と被害者の関係は分かっていませんが、背後関係はないとみられています。


 犯人が死亡しているので、被害者を狙ったのか、従業員なら誰でもよかったのか、その他の人を狙ったのかは分かっていないというわけです。しかし、テロ事件などではなさそうだというところですね。

 しかし、基地のコメントが、フォート・フッド基地(kmzファイルはこちら)で銃撃事件を引き起こしたニダル・ハサン少佐を意識していることは明白です。この時の対応も3分間以内と報じられていますから、対応までの時間を陸軍は気にしているのでしょう。どちらの基地も同じテキサス州内にあり、フォート・ブリス基地はメキシコ国境に接しています。



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