米がグアム移転で追加費用を要請

2010.7.6


 military.comによれば、アメリカは沖縄の海兵隊基地をグアムに移転するために、さらに数億ドルを負担するよう、日本に要請したと共同通信が報じました。

 追加の分担金は、新しい基地の電気、上下水道施設の費用を支払うために必要です。日本は移転にかかる費用、100億ドル中の60億ドル以上を支払うと2006年に同意しました。氏名不詳の外交筋によると、ロバート・ゲーツ国防長官は先月、追加費用について日本に要請しました。これは数億ドルの金額と見られると共同通信は報じています。


 上下水道の施設は新設する必要があり、それを民間と共用するのか、基地専用とするかは未決だと、かなり前に読んだ記憶があります。どうやら、その辺の方針が決定したらしく、アメリカは日本に追加費用を求めることにしたのです。

 4月に作られた防衛省の資料(pdfファイルはこちら)によると、6月30日までに「環境影響評価書」の最終案がまとまり、それに基づいてマスタープランが確定するようです。多分、「環境影響評価書」の内容がほとんど決まった段階で、この要請が行われたのでしょう。

 それにしても、ゲーツ長官の要請が今まで伏せられていたのが気になります。参院選への影響を懸念したのでしょうか?。それが、選挙直前に外務省筋と思われるところから漏れたのも気になります。


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