マレン議長がアフガン戦略に変化なしと確約

2010.6.28

 military.comによれば、マイク・マレン統合参謀本部議長(Adm. Mike Mullen)が、デビッド・ペトラエス大将(Gen. David Petraeus)が前任者の方針を推進することをアフガニスタンのハミド・カルザイ大統領(President Hamid Karzai)に保証しました。

 マレン議長はカブールを訪問し、カルザイ大統領と45分間の会談を行い、バラク・オバマ大統領(President Barack Obama)がスタンリー・マクリスタル大将(Gen. Stanley McChrystal)を解任した件について説明しました。マレン議長はカブールで半日を費やし、米大使館員に会い、戦場の地域指揮官とビデオ会議を行いました。マレン議長は、再タリバン化を防ぎ、アフガン政府の統治を拡大するために、しばしば緊張する民間と軍隊の活動が良好に結びつくことの重要性を強調しました。それから、マレン議長はパキスタンへ飛び、アシフ・アリ・ザルダリ大統領(President Asif Ali Zardari)とパキスタン陸軍参謀総長アシュファク・パルベズ・キヤニ大将(Gen. Ashfaq Parvez Kayani)へのメッセージを繰り返しました。マレン議長の訪問はマクリスタル解任の前に予定されていましたが、交替の後でトーンが変化しました。


 記事にはもっと色々なことが書かれていますが、重要な部部分だけを訳しました。

 結局、予想通りに、大きな変化なしに現在の活動を続けることになりそうです。

 図らずも、恥ずかしい役を引き受けることになったマレン議長は怒り心頭の旅だったでしょうが、これは直ちに行うべき会議でした。特に、交戦規定が変わると期待した兵士たちに、考え違いを認識させるには、会議は早い方がよいというものです。

 それにしても、今回のような解任劇は、文化が違うイスラム社会でどう受け止められるかが心配です。これすら陰謀劇の一つと、彼らに記憶されるかも知れません。マスコミはぜひとも世論調査を実施し、マクリスタル辞任がアフガンとパキスタンでどう認識されているかを調べて欲しいと思います。我々が想像もしないような「真相」を語る人たちが大勢いるはずです。



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