ビンラディン・ハンターが釈放

2010.6.24

 military.comによると、オサマ・ビンラディンを探すためにパキスタンに入国し、武器を所持していて地元警察に逮捕されたゲイリー・フォークナー(Gary Faulkner)は現在、釈放されており、近くアメリカに帰国します。

 彼の兄姉のスコット・フォークナーは、「彼は懐かしいアメリカに帰るのが待ちきれないと言いました」と述べました。スコットはゲイリーから火曜日に電話を受けました。彼は国務省官僚の電話を使っていました。「(彼が)標準から外れているといえば、そうです。でも、狂っているのではありません」「彼が軍服を着て、自分自身を特殊作戦だと呼んだら狂っているのですか?」とスコットは言いました。


 後半は省略します。

  合法的な方法で入国しているので、ゲイリー・フォークナーがパキスタンに行ったことは問題はありません。パキスタンの法律がどうなっているのか分かりませんが、旅行者が武器を所持していたことは、何らかの罪に問えないのでしょうか?。それとも、特別な配慮で釈放したのでしょうか?。その辺がこの記事には書かれていません。

 それにしても、アメリカに帰るのが懐かしいなんて言うようでは、ビンラディンを捕まえたり、殺せるとは思えません。彼はこの旅行のために仕事の道具を全部売却しています。しかも、建設労働者として失業中です。この先どうするのかという話になりますが、多分、アメリカ中部のコロラド州には、こんな人を「愛国者」と呼んで、喜んで雇う建設会社があることでしょう。西海岸や東海岸では、まったく逆の反応があるでしょうが、中部地域の人たちは極めて保守的です。そういう意味で、今回の「ミッション」は、彼にとっては就職活動の一環となるかも知れません。

Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.