爆弾を持った男が軍人病院で逮捕

2010.6.14

 詳細は不明なままですが、奇妙な事件が起きています。military.comによると、マサチューセッツ州の軍人病院の外で、パイプ爆弾を持った男が逮捕されました。

 ショーン・カーニー(Sean Carney)とクリストファー・マクドナルド(Christopher McDonald)は、ベッドフォードにあるエディス・ノース・ロジャース記念軍人病院(the Edith Nourse Rogers Memorial Veterans Hospital)に到着しました。2人はそこで、金曜日のデトックス・プログラム(アルコール依存症・麻薬中毒患者治療)に参加する予定でした。警察官が、男たちの車の中に酒があるのに気がついて、カーニーを令状なしで逮捕しました。それから、警察官はマクドナルドと共に車に戻りました。そこで、マクドナルドは警察官にパイプ爆弾とマリファナを手渡しました。州の爆弾処理班がパイプ爆弾を爆発させました。被害を受けた者はいませんでした。彼らが爆弾で何をするつもりだったかは不明です。彼らに弁護士がいるかどうかも分かっていません。


 アメリカでは袋に入れていない酒を車内に持ち込んでいると逮捕される場合があります。家で飲むために買った酒はトランクに入れなければなりません。 

 想像しやすいのは、2人は退役軍人で、デトックス・プログラムで知り合い、お互いの不安を埋めるために爆弾を所持していたということです。病院を破壊するために来たのなら、抵抗もせずに警察官に逮捕されなかったでしょう。もし、病院を破壊するために来たのなら、これはフォート・フッド基地の銃撃事件以上の衝撃を米社会に与えたことでしょう。退役軍人すら米国内でテロを行うのでは、もはや何も信用できません。

 この事件を考えるには続報が必要です。


Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.