キルギス暫定政権がマナス基地の存続を容認

2010.4.14

 とりあえず、キルギス共和国のマナス空軍基地は存続しそうだということをお知らせします。military.comによれば、暫定政権代表ローザ・オトンバエワ(Roza Otunbayeva)が、7月に期限が切れるマナス空軍基地の賃貸契約を延長する意向だとAP通信に述べました。

 ロイター通信と毎日新聞が描いた結末は、やはり違っていたようです。彼らの推測の中心には、現在進行中の対テロ戦における基本的な国際社会の構図がありませんでした。彼らが描いたのは冷戦中の国家戦略です。スクープを欲する気持ちが、事実を見る目を曇らせたのかも知れません。こういう失敗は誰でもやります。失敗した原因を良く分析して、次の分析に生かすことです。


Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.