女性の自爆テロが常道手段に

2010.2.4


 spacewar.comによれば、月曜日にバグダッド近郊で起き、巡礼者を含む54人を殺害した自爆テロは女性によって行われました。

 数日前、米政府当局者は、イエメンでアルカイダとつながりを持つ女性のテロ犯が、アメリカの都市を攻撃しようとする危険性を警告しました。イラク、レバノン、パレスチナ、エジプト、モロッコ、チェチェン、スリランカ、パキスタンのテロ組織は、近年、多くの女性を自爆攻撃の任務に採用しました。世界の自爆攻撃を分析したアメリカのアナリスト、ミア・ブルーム(Mia Bloom)によれば、1985〜2005年に行われた自爆攻撃の34%は女性が実行しました。2004年8月、女性をターゲットとしたアラビア語のインターネットマガジン「アル・カンサ(al-Khansa)」が出版され、イスラム女性に自爆攻撃を求めました。

 記事には、過去の女性の自爆犯についての解説もあるので、興味がある方はお読みください。たとえば、2005年11月9日、イスラム教に転向したベルギー女性がバグダッドで米軍の車列に対して行った自爆攻撃などです。米軍当局者が言う、米国内での女性自爆犯の危険は、具体的な計画が存在するわけではなく、世界的な傾向から警告しているだけだと考えられます(この記事がまだ見つかりません)。自爆犯の3人に1人は女性が行っていること。テロリストというと、人はまず男性を連想し、女性を疑わないこと。こうしたことから、女性による自爆テロに警戒が必要だというのでしょう。

 記事が取り上げている自爆テロの規模は、2004年頃に盛んに行われた自爆事件とほぼ同じです。死者50人程度の事件は,この頃は珍しくありませんでした。こうした事件がまたイラクで復活する可能性は常にあります。先月、イラクでは米兵は1人が亡くなっていますが、戦死ではありません。しかし、テロ事件が減ったのは、武装勢力が行わなくなっただけであり、行わなくなっただけです。

 イスラム女性に対して、テロ攻撃に参加しないよう呼びかけるプロパガンダも必要ですね。こうした活動の具体的な計画が知りたいところです。アメリカだけでなく、イスラム諸国で実行されているのではないかと思うのですが。


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