国境付近でもトラックが炎上

2010.10.6

 military.comによれば、火曜日にパキスタン北西部でアフガニスタンにいるNATO軍用の石油を運んでいたトラックが小型爆弾で損傷しました。

 爆弾はタンクローリーが100台以上のトラックがアフガンへ渡るのを待って、長い列の中に駐車している時に、車の下に置かれたと、国境があるカイバル部族地域の地元当局者ワジド・カーン(Wajid Khan)は言いました。犠牲者はありませんでしたが、石油が損傷した車から漏れたので、火災の危険がありました。事件の背後に誰がイルカは不明ですが、パキスタンのタリバンは月曜未明の4人を殺した1件を含む、NATO軍の補給車両への同様の攻撃の犯行声明を出しました。これでトルカム国境検問所が閉鎖されてから、輸送隊への攻撃は5件目です。そのうち4件はトルカムに向かい、もう1件は南部の検問所に向かう車が攻撃されました。

 NATO軍アンダース・フォー・ラスムッセン事務総長(Anders Fogh Rasmussen)は、先週のパキスタン兵士を殺したヘリコプター攻撃について謝罪し、犠牲が予想外であり、共同の調査が進行中だと言い、アメリカとパキスタン間の緊張を解こうとしました。


 今回の攻撃は国境の近くで起こりました。本来、タリバンの攻撃はこの周辺で起きているので、少し元のパターンに戻った感じがします。大惨事には至らなかったものの、火災が発生し、並んだ車に引火していれば多くの車が炎上したことでしょう。

 また、NATO軍が事態収拾に動いていることも分かりました。やはり、早く国境を再開してもらわないと、NATO軍、米軍共に困るわけです。今週の両国の動きからは目が離せません。


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