タリバンが士官候補生ら80人を誘拐

2009.6.3



 military.comによれば、パキスタンの北ワジキスタン(North Waziristan)で、車列で移動中だったラズマック士官学校(Razmak Cadet College)の生徒と職員少なくとも400人をタリバンが待ち伏せして、誘拐しました。しかし別の報道によれば、実際に誘拐されたのは80人程度で、後に解放されました。

 最初、500人程度が誘拐されたと信じられましたが、あとで約200人が誘拐を逃れ、自宅に戻って無事だと分かりました。最終的には誘拐されたのは80人だけだったと判明しました。学生と職員は政府当局者を名乗る者から電話で校外に出るよう警告され、30台のバスと自動車に乗って20マイル移動したところで誘拐されました。被害者には学校長も含まれています。被害者はバッカ・ケール地区(the Bakka Khel area)にいるとみられていました。

 事件そのものよりも、パキスタンのタリバン対策に対する疑問が一層強まるという印象です。明らかに学生たちはタリバンにおびき出されて誘拐されたのです。それにしても、軍と関係のある学校が、タリバンのおびき出しに引っかかって、大事な生徒を誘拐されるとは失態の極みです。それでも、80人の人質は解放が困難な大人数です。成功したのは、車列で移動中だったためかも知れません。人質が建物内に監禁されている場合、大変な被害が出る可能性がありました。


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