ジェーンズがテポドン2号の早期打ち上げを示唆

2009.2.23



 space-war.comによれば、北朝鮮は今月末までにテポドン2号を打ち上げる可能性があると、ジェーンズ社のアナリストが主張しています。

 アナリストのジョセフ・バミューデズ(Joseph Bermudez)は、打ち上げ準備の活動が大幅に増加しており、衛星写真と報告は、テレメトリーやレーダー装置の起動と設置、多数のトラックと支援用車両の到着、エンジン試験場、発射台、燃料供給タワーのメンテナンスなどの活動の増加を示しています。

 北朝鮮が発射準備を急いでいる様子を伝えるニュースなので、とりあえずお知らせします。もちろん、彼らの思ったとおりにテポドン2号が打ち上げられるかどうかは分かりません。前回も、明らかに準備が整った段階から、実際に発射されるまでは、かなりの時間がありました。今回、早期に打ち上げられたら、それは北朝鮮の技術レベルが進歩したことを意味します。ただ、この記事には、すでにロケットの発射台への設置がはじまったとは書いていません。いますぐに初めても、打ち上げられるようになるまでには、かなりの時間がかかります。1週間で準備が整うのは考えにくいものがあります。ジェーンズ社の見解は、あくまで理論的なものだと見てよいと思われます。


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