PTSDの復員軍人に朗報

2008.2.20



 army-times.comによれば、復員軍人援護局は、戦闘経験のある退役軍人が、心的外傷後ストレス障害の原因となった出来事を書面で説明する必要があった方針を取りやめることになりました。

 これまで必要だった指揮官や医師の報告、同僚の証言などがなくても、退役軍人は復員軍人援護局から障害補償金をを受け取れるようになりました。国防総省は障害者用の退職金を支払うために同じ規則を使っています。そこで、イラクでは発砲や爆発を目撃したり、自分が負傷した時に備えて、ペンと紙を持っていろというジョークが兵士の間で流行っています。将来、退役軍人は健康診断でPTSDと診断され、それ以上の証明が必要なくなります。

 とかく、米軍のPTSDの診断は杓子定規です。仮病を防ぐための手段とはいえ、トラウマになり得る体験が2回以上必要だとか、病気本来とはかけ離れた対処法を続けてきたのです。PTSDは低度のストレスが連続することでも起こり、他人が聞いて納得できるような理由がなくても起きることがあります。今回の決定は、一歩前進と言えます。戦闘によるPTSDについては、まだまだ多くのことが解明される必要があります。

 話は変わりますが、ワシントン・ポストがイラクでまた女性が自爆テロを行い、military.comがアフガニスタンで2日間で140人が爆弾テロで死亡したことを伝えています。両方とも、国内報道よりはかなり詳しく書いています。

 女性の自爆は、今回は本人の意志で行われました。兵士が女性の体の中央部が大きいことに気がついて手を挙げるように命じたところ、片手だけを上げました。兵士はもう片方の手にワイヤーがあるのに気がつき、3発を女性に向けて発射しました。女性が倒れると、爆発が起こりました。この女性は見たところでは乞食のようだったということです。米軍の被害発表は今回もイラク警察の発表よりも小さく、意図的に小さく発表しているようにも見えます。


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