海賊はファイナ号を爆破せず

2008.10.15



 military.comによれば、ファイナ号を乗っ取っている犯人が火曜日に船を爆破すると脅迫しましたが、実際には爆破しませんでした。

 米海軍によれば、身代金が支払われないために、船を爆破すると脅迫したものの、船は依然として無事なままです。ワシントン・ポストによると、海賊は期限の延長を考えていると月曜日に述べたということです。また、別に海賊に乗っ取られていたパナマの貨物船が、ソマリア軍によって解放されました。銃撃戦になり、ソマリア軍の兵士1人が死亡、3人が負傷しましたが、人質は無事でした。この船の乗員は11人で、海賊は10人だったということです。

 海賊が最後の交渉に出ているようです。爆破の話はもっと早くに出てもおかしくありませんでした。もともと、爆破するつもりはなく、ロシアの出方を見ているのでしょう。ロシア艦がまだ到着しないので、期限も延長して見せました。しかし、ロシア艦が到着すれば、こうした交渉も打ち切られることになります。あとは、海賊がどれだけ抵抗するかで、被害が決まるだけです。


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