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ガズニ州の戦闘と人質事件の関係

2007.8.8



 毎日新聞が「米軍とタリバン、ガズニ州で大規模な戦闘」と報じています。ガズニ州は韓国人誘拐事件が起きた場所ですが、救出作戦との関係は分かっていないと言います。しかし、これはタリバンが仕掛けた攻撃だとmilitary.comが報じています。

 75人の武装勢力がアナコンダ砲撃基地(Firebase Anaconda)を三方向から銃撃、擲弾、107mmロケット砲で攻撃して失敗し、2ダース分の死体を残して退却しました。アフガンとアメリカの合同軍は機関銃、迫撃砲、航空支援により攻撃を撃退しました。連合軍側の損害は、少女2人とアフガン軍2人と僅かでした。アナコンダ砲撃基地は数ダースの軍人しかいない辺境の基地だということです。

 この情報から人質事件との関係がまったくないことが分かります。タリバンが通常の襲撃を行い、連合軍が反撃しただけです。昨日、「「アフガニスタン政府が収監中のタリバンの女性を釈放すれば、同じ人数の韓国人女性人質を解放する用意がある(毎日新聞)」とタリバン報道官が述べたという報道がありました。これが本当なら、アフガン政府はこの線で交渉をまとめるべきです。囚人の女性はタリバン幹部ではなく、釈放してもそれほど問題はありません。落としどころとして最適でしょう。しかし、同じ日にブッシュ大統領と会見したカルザイ大統領が「いかなる譲歩もしない」ことで一致したという報道も流れています。タリバンのこの譲歩に乗らないと、人質解放のチャンスは二度と期待できません。賢明な判断が必要な時です。

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