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マハディ軍が半年間の行動休止に

2007.8.30



 military.comによると、サドル師がマハディ軍をこれから半年間、再編成のために米軍や連合軍を攻撃しないと宣言しました。しかし、攻撃を受けた場合に反撃することは否定しませんでした。

 米軍にとって、これは逆に厄介なことになりました。ほっておけばマハディ軍はイランからの援助で勢力を強化するでしょう。半年後には強力な武装組織となって米軍に立ち向かってくるかも知れません。しかし、攻撃すれば反撃を受け、他の連合軍も危険にさらします。こういう場合、これまでと同じように対処するしかないと思います。マハディ軍を観察し続け、必要なら攻撃を行うということです。

 ところで、military.comに面白い別の記事があります。パラボラアンテナ型の装置でエネルギー・ビームを発射し、火傷をしたような痛みを感じさせる非致死型の兵器が開発されたと前に紹介しましたが(記事はこちら)、イラクでは使われない見込みになったということです。開発に関わった科学者は、この兵器があれば2003年4月30日のファルージャの悲劇は防げたと主張していましたが、国防総省はそれが拷問装置とみなされ、アブグレイブ刑務所の虐待事件を連想させ、逆効果になる恐れがあると考えました。私は国防総省は考えすぎだと思いますが、慎重な配慮をするようになった点は評価できるのかも知れません。

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