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プエルトリコ知事がイラク政策を批判

2007.8.28



 military.comによれば、州軍協会総会の開会式で米自治領プエルトリコのアニバル・ヴィラ知事がアメリカのイラク政策を批判し、4,000人の州軍兵士が立ち上がって拍手をしました。

 ヴィラ知事は…米政権は目新しい戦略と成功の証しを持っていません。長引く戦争は州兵を無用に危険に曝し、イラク戦争はアメリカと世界の政治意志を打ち壊しました。疑いなく、新しい戦略が必要で緊急とされています。さらに兵士をイラクに派遣することは、犠牲の多い大失敗になるでしょう。州兵と予備役を増やすことにより、私たちはテロリズムとの世界的な戦争がはじまって以来、兵士たちを何度も危険にさらしました。諸州は自然災害と国内の騒動に対処する州軍の予備部隊を必要としています…などと述べました。

 軍関係の圧力団体の一つである州軍協会で、このような演説が行われたことが驚きですし、兵士が喝采したことも驚きです。ヴィラ知事が述べた内容は従来専門家が指摘していることで目新しいものではありません。対テロ戦争の予算が本土防衛の予算を食いつぶしているという指摘は初期から存在しました。しかし、象徴的な場で述べられたことは注目に値します。こういう状況でアルカイダが米国内で再びテロ攻撃に成功したら、ブッシュ政権が受ける打撃は図り知れません。

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