来年春に米軍はイラクから撤退できるか？

2007.6.25

　イラクの暫定最高指揮官レイモンド・オダイアノ中将が、イラク保安隊が増強・改善されるなら、来年の春までに戦闘部隊を削減できるかも知れないと発言したと、military.comが報じました。

　久しぶりにこの種の発言が出たようです。しかし、オダイアノ中将は削減の程度の予測は避け、そうした再配置が来年春までに実行可能かも知れないと言っただけです。現在進行中の掃討作戦に関する情報も発表したようですが、もう４年間駐屯しているのに、いまだに首都でテロ攻撃が起こり、隠匿された武器が発見される状況が続いているのですから、成果が少々あったと言われても納得はできません。

　今回の発言もまた空手形に終わると思っていた方が無難です。