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レーザー光線で味方を判別

2007.5.17



 military.comによると、米軍はレーザー光線を使って同士撃ちを防ぐ装置「Multiple Integrated Laser Engagement System(MILES)」を開発中です。

 各兵士は「スマート・リフレクター」という装置を身につけます。兵士は敵を見つけると、自分の小銃からレーザー光線を発して疑わしい標的に命中させます。このレーザー光線は目に傷害を与えることはありません。スマート・リフレクターはーザー光線を吸収し、変調して送り返して味方であることを知らせます。大きさは紙マッチ程度で、360度をカバーします。具体的なシステムの説明はこれだけです。

 システムは概要しか分かりませんが、兵士がレーザー光線による確認を忘れない限り、この装置は確実に同士撃ちを防ぐだろうと思います。パット・ティルマン事件で明らかなように、歩兵戦闘での同士撃ちの問題は常に深刻です。こうした装備はいずれ自衛隊にも導入されることでしょう。同時に、兵士の装備はどんどんハイテク化し、訓練の内容もハイテク化していきます。しかし、予算もうなぎ登りに増加していくという問題もあります。兵器や装備の進化には単純に喜べない事情があります。

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